(回答:荻原衛生士)
ご質問ありがとうございます。
定期的にクリーニングをされているのですね。
お口の中の衛生面を考えるととても良い事です。虫歯や歯周病予防だけではなく、お身体全般によいと言われております。
たとえば、心臓疾患や脳梗塞のリスクを下げると言われていたり、インフルエンザにかかりにくいとまで言われております。
さて、痛い時と痛くない時があるという事なのですが、まずクリーニングは何をしているかについて説明させていただきますね。
主に二つに分けられます。
- 歯周ポケットのケア(歯周病予防の歯石取り)
- 歯の表面のケア(虫歯予防の歯垢取り)
この二つを合わせてクリーニングと呼んでいます。
処置中に痛みを伴うのは①の処置時に多いと言われています。
歯周ポケットと呼ばれる、歯ど歯茎の間にある隙間を、超音波スケーラーという機械で触っています。
もともとあるポケットなので、(ポケットの深さは人それぞれですが健康な方で2~4mmあります。) 器具で刺しているわけでもなくなるべく歯と歯根の形に添わせて触っています。そして超音波の振動でプラーク(歯垢)と歯石を落とし同時に水で洗い流し、これによりポッケトの中をきれいにしています。その方の歯周病の進行度合いや歯肉の腫れ具合いによって違り、可能な限り優しく触っていますが痛みが生じることがあります。
あとは、歯石の着き具合や季節的な知覚過敏、今までどれくらいの間隔でクリーニングに来て下さってるかでも変わります。また、処置する術者によって加減の違いも考えられます。
いずれにしても痛いからと言って我慢はなさらないで下さい。クリーニング中は痛みがないか等の確認もこまめにさせていただくようにしていますが、配慮が足りない部分もあると思います。その時は遠慮なくお伝え下さい。その他、お気付きの点は、ご遠慮う無くご相談ください。
南の街歯科スッタフ一同は、歯周病、虫歯の予防に出来るだけ、お力になれればと思っています。