こんにちは。
南の街歯科クリニック歯科医師の石井です。
皆さんは子供の頃歯医者さんで虫歯の治療をした経験はありますか？
お子さんにとって、虫歯治療は大人以上に辛い経験になりがちです。
また、子供の頃に虫歯になると、大人になってからも虫歯のリスクを高めると言われています。
大切なお子さんを虫歯から守るために、どんな事に気をつけるべきなのか今回解説していきたいと思います。
王道！歯磨きこそお家でできる最大の虫歯予防
虫歯予防に最も効果的なのはやはり毎日の歯磨きです。
歯磨きによって、食べカスや歯垢を取り除き、虫歯菌のエサが歯に無い状態にすることが虫歯予防の近道です。
お子さん自身の歯磨きだけでは磨き残しが残ってしまう場合が多いので、小学校高学年できれば中学生になるまでは親御さんが仕上げ磨きや、磨き残しチェックをしてあげる事をオススメします。
また、歯磨き嫌いのお子さんは好きな味の歯磨き粉を使ってあげると歯磨きへの抵抗感が減らせるかもしれません。
また、お子さんの歯磨き粉にはほとんどフッ素が含まれているので歯磨きを使って頂く事をオススメします。
どうしてもお口を触らせてくれないお子さんは、お口の周りを触る練習から入ると無理なくトレーニングができると思いますます。
お子さんこそ必須！歯磨き後のフロスで虫歯撃退
実はお子さんの虫歯は歯の間から発生する事がとても多いです。
大人に比べてお子さんの歯は接触面積が多いので磨き残しが溜まりやすいからです。
また、歯の交換期になると歯同士の重なり合いが増えたりもしますので、歯垢が溜まって虫歯になりやすくなると言われています。
フロスは大人の物と思いがちですが、お子さんもしっかりとフロスを通して虫歯予防をしてあげる事が大切です。
朝は中々忙しくて手が回らない場合は夜だけでもしっかりフロスを通してあげて下さい。
虫歯になりにくい賢いおやつの取り方
お子さんが大好きなおやつですが、おやつの取り方を少し工夫するだけで格段に虫歯になりにくくなります。
まず、テレビやゲームをしながらだらだらと長い時間かけておやつをとる事を控えてください。
おやつが長時間お口に入っている事で虫歯のリスクは上がってしまいます。
おやつを食べたら必ず歯磨きをして、お口の中に虫歯菌が発生しないようにしてあげましょう。
また、おやつの選び方にもコツがあります。
キシリトールなどの代用甘味料を使用したチョコレートやガムがオススメです。
代用甘味料を使ったお菓子は糖を含まないため、虫歯になりにくいです。
歯に優しいお菓子が今沢山流通していますので、そういったお菓子を選んで頂けると虫歯のリスクは格段に減らす事ができます。
ただ、キシリトールは取りすぎるとお腹が緩くなる場合がありますので必ずお菓子に書いてある用量をチェックしていただき適量を守るようにして下さい。
しっかり噛んで唾液を分泌させよう
実は唾液は虫歯リスクを減らしてくれる効果があるんです。
硬いお煎餅やガムをもぐもぐよく噛む事で唾液が沢山分泌されます。
この唾液がお口の中の汚れを洗い流してくれます。
普段からよく噛む習慣を身につけて虫歯になりにくいお口の環境作りをしましょう。
3ヶ月に1度は歯医者さんで虫歯検診を
歯医者さんに定期的に通ってクリーニングをする事で虫歯のリスクは格段に減らす事ができます。
また、フッ素やシーラントといった年齢に合った予防措置をしてもらえます。
お子さんのお口の中は成長と共に乳歯から永久歯に生え変わり、年齢に応じて虫歯になりやすい場所は変わってきます。
各年齢毎に歯磨きのポイントを指導してもらえる事も虫歯リスクの軽減に繋がります。
また、もし万が一虫歯ができてしまっても3か月ごとに歯医者さんに通っていれば虫歯が小さいうちに見つけてもらう事ができるので、虫歯が重症化する心配がありません。
以上が、虫歯のない子供を育てる秘訣になります。
南の街歯科クリニックでは幼少期からの虫歯予防が生涯に渡ってのお口の健康に大変重要だと考えています。
過去のブログでもお子さんの年齢別のお口のケアのポイントや、フロスや歯間ブラシの使い方、お子さんの口腔ケアや歯磨きのやり方などについて解説していますので是非参考になさって下さい。
お子さんの虫歯チェック、予防やクリーニング、ブラッシング指導など随時受け付けておりますのでお電話またはメールにてご連絡下さい。
また、その他ご不明な点がございましたらご連絡下さい。
