こんにちは。
南の街歯科クリニック歯科医師の石井です。
皆さんは試験前や試験中に突然歯が痛くなったことはありませんか??
せっかく準備万端で試験に臨んだのに歯の痛みで集中できなかったり、試験直前に歯が痛くて勉強どころではなかった・・・
などの患者様の話を聞く経験が、受験シーズンにしばしばあります。
実は、筆者自身も大学生時代に、試験前日に唾石症で顔がパンパンに腫れて口腔外科に駆け込むなどの苦い経験があります。(実は、試験科目は口腔外科でした!!)
また、幼稚園や小学校受験では近年、お子さんの口元がチェックされるといわれています。
今日は、受験に集中して合格を勝ち取るために必要な虫歯ケアや、受験でチェックされやすい口元、矯正治療の開始時期について幼稚園、小学校、中学高校、大学受験に渡ってご紹介したいと思います。
虫歯ケアは幼稚園・小学校受験前は必須!?
小学校や幼稚園のお受験では、受験されるお子さんはもちろんですが、ご両親の役割は非常に大きいものになります。ご両親がしっかりお子さんのケアや管理ができているか、年齢に応じたしつけをしっかりされているかを先生方はチェックしています。
その際に、ご家庭でのお子様の健康管理の指標として分かりやすいのが歯なのです。また、虫歯チェックは口腔保健で、虐待やネグレクトのチェック項目にもあります。虐待が最も見つかりやすいのが歯科医院といわれる程、親御さんからのお子さんへのケアの指標として、チェックしやすい項目なのです。虫歯が多い、口臭のあるお子さんはお受験前に、ぜひ歯科医院で治療を済ませておきましょう。
中学・高校・大学受験はここをチェック!!
中学・高校受験のお年頃になると永久歯が生えてきます。いよいよ大人の歯が生えてきて子供の歯と生え変わる時期です歯が生え変わる過程で、歯と歯の重なり合う面積が増えたり、忙しい学校生活で歯磨きをする時間が十分とれず、虫歯や磨き残しが増える時期でもあります。虫歯による痛みが試験中に出ないためにも、受験前に必ず歯科医院で治療を済ませておきましょう。
また、この時期は矯正治療を始める時期でもあります。小学校・幼稚園受験と同じように、中学・高校受験においてもご両親がお子さんのケアをしっかりされているかは重要なチェック項目です。その中で歯並びは注目されやすく、歯並びの不整や不揃いに対して矯正治療をしている事は良いイメージを与えるといえるでしょう。
半年以上前に治療を開始されて、矯正治療に慣れている方であれば、矯正治療と受験が重なっても問題ないと思います。ただ、受験前に矯正治療を開始される場合は、矯正治療によって多少お痛みが出る場合がありますので、受験の時期に歯を動かすワイヤーの力を弱く調整したり、お口の環境が変わることが不安な場合は矯正治療を開始する時期をずらす等、矯正医と相談されることをお勧めします。
さらに、大学受験を向える年齢になると親しらずが萌出する時期になると思います。生え方によっては痛みを伴うことがしばしばで、特に注意が必要です。
受験のどれくらい前に歯医者さんに行くべき?
歯医者さんに慣れていない小さいお子さんは、急に虫歯治療を行う事が難しく、最初は歯医者さんに慣れていただいてから虫歯治療を開始する必要がある場合があります。また、年齢に関わらず、虫歯が進行していて神経まで到達している場合や、虫歯の歯の本数が多い場合は数カ月に渡って治療が必要な事があります。余裕をもち、受験の半年ほど前には歯科医院を受診されることをお勧めいたします。
南の街歯科クリニックのタッフ一同は、受験生の方々に少しでもお力添えできればと考えております。ご不明な点、ご疑問等ございましたらお問い合わせください。
また、南の街歯科クリニックでは、矯正専門医が在籍いたしております。お気軽に矯正につきましてもご相談ください。